黄斑円孔になりました02 入院編

病院でご飯を食べる人の画像

黄斑円孔という、目の奥に穴が開いてしまう病気にかかってしまった私・みな。
治す方法は手術のみ……!

私の状況について

みなの場合は、多少の変視(ゆがみ)と視力の低下が症状として出ていて、まだ矯正視力が1.0ありました。
この病気が進行すると、真ん中の視野が黒く欠けたり、矯正しても視力が0.1とかになってしまうそうです(真ん中の視野が欠けるだけなので、完全に失明はしないのだとか)。

でも、真ん中が見づらいものの、そこまで大きな視野の欠損はありませんでした。

診断も「表層黄斑円孔」ということで、詳しく説明されなかったけど、普通の黄斑円孔とはちょっと違う? のかもしれません。

なので、もう少し手術は先でもよかったようなのですが、WDW後まで待つのは厳しいということでした。

WDWまでに治したい、と手術を決意した私は、7月のある日に、手術の予約をとりました。

入院・手術の前に! 限度額適用認定証をゲットしておこう!

手術を決めたみながまず最初にやったことは、「限度額適用認定証」を入手することでした。

入院や手術をすると、高額な費用が掛かります。
この費用ですが、自己負担限度額を超えた分を返してくれる「高額療養費制度」というのがあります。

でも、いったんお金は払わなければいけないわけで。
みなの場合だと、手術・入院でだいたい12~15万円くらい、と言われていました。
そりゃあ払えなくはないですけど、一介の会社員には結構な負担ですよね。

そこで、事前に「限度額適用認定証」を窓口に提示することで、支払い金額を自己負担限度額までで打ち切ってもらえる制度があるのです。
(ただし、食事代や差額ベッド代などは対象外です)

後日高額医療費の申請をしなくてもいいし、とっても楽ちんです。

申請方法は、各加入している健康保険組合によって異なるのですが、みなの加入している組合では、書類一枚の郵送ですぐに発行してくれました。

※限度額適用認定証は、使い終わったら返却が必要です。

ちなみに、限度額適用認定証を使っても、年間の医療費が10万円を超えた場合には、確定申告の際に医療費控除を申告することができますので、合わせて覚えておきましょう!

もちろん、入院手術に対して保険金が下りる保険に入っている人は、各保険会社に連絡しておきましょう。また、仕事中に受けた衝撃などで外傷性黄斑円孔になった場合は労災が申請できます。

いざ入院&手術! 手続きはどうなるの?

入院日は会社に休みを申請して、手術後の1週間は自宅作業をさせてもらうことになりました。
IT系の会社なので、PCがあればどこでも仕事できるのがいいところです。

ということで、いよいよ手術日と相成りました。

通常、この手術の入院は5日間くらいになるそうです。
でも、みなは病院が好きではありません(そうそう好きな人はいないだろうけど…)。知らない人と同じ部屋なのもちょっと苦手です。

なので、先生が2泊3日かなあ、というところを、1泊2日に短縮してもらいました。
最近では、日帰りで手術してくれるところもあるんですって。

手術の前日に入院するパターンもあるようなのですが、みなの場合は、入院当日に手術するスケジュールでした。

午前中に入院、お昼ご飯を食べて、16時ごろに手術。
夕ご飯は18時なのですが、それは食べていいよ、という、結構ゆるい感じでした。

入院当日の朝は、ゴジラくんが付き添いに来てくれました。
忙しいのに……!
ゴジラくんが来てくれたことで、かなり落ち着いて向かうことができました。

みなが入院するのは4人の相部屋。
向かいのご婦人は、白内障の手術を受けて退院するところでしたので、実質お部屋にいるのは3人でした。

みなのベッドは、奥の窓側で、8階という場所も相まって、景色がとてもきれいに見えました。

病院のベッド

手首にバーコードを撒かれて、いよいよ入院です!

といっても、あまりやることもなく……ゴジラくんから借りたKindlePaperWhiteで、延々と漫画を読んでいました……。

そして、お昼ごはんです。
まあ、病院食ですので……そんなにおいしくはないです。そして、おかずの割にご飯が多かった。
ご飯は残してしまいました。

病院のお昼ご飯

ちなみに、みなは事前にメロンアレルギーを申告していたので、「メロン禁」と書かれています。
(入院までにマンゴーアレルギーも発覚したので、それも夕食から追加してもらいました)

お昼ご飯を食べて、また漫画を読んでいると、目薬が運ばれてきました。
手術までの間、定期的に目薬を差していくのだそうです。

3分おきに4種類の目薬をさすスケジュールで、なんとも分刻みで忙しそう。
キッチンタイマーを使って時間を管理するのですが、どれをさしたかわからなくなりそうなので、目薬のボトルを駒みたいに動かしてマークしていくことにしました。

目薬は分刻み

そして、3回目の目薬をおえて、4回目を待っている時のこと。
看護師さんがやってきて、みなに言いました。

「なんかもう準備できたみたいなので~、手術行きますね~」

ほえ!?
まだ予定の時間よりも1時間近く早いのですが……!

どうやら前の手術が早く終わったらしく、前倒しで手術となったようです。

そんな、まだ心の準備が……!!

血圧を測ってもらうと、緊張しているのか、上が130越え
入院直後の計測では上が108だったので、かなり上がっています。

手術用の服に着替えて、車いすで移動します。
全然関係ないけど、車いすって結構乗りづらいですね。

目薬で瞳孔が開いていることを確認され、看護士さんに運ばれて、手術室へ……!!!
みなの運命やいかに!!