都内近郊ドライブスポット!アクアラインから鋸山へ行ってきた(後編)

アクアラインから鋸山へのお出かけドライブ後編です。

海ほたるで思ったより時間を使ってしまったみなとゴジラくんですが、とうとう鋸山の山頂へ到着。絶景スポットとして名高い、「地獄のぞき」へ向かいます。

百尺観音、そして絶景の地獄のぞき

山頂駐車場から、名物「地獄のぞき」は歩いて10分ほど。
日本寺の敷地内となるため、拝観料が必要になります。拝観料は大人ひとり600円。日本寺の拝観料を払わないと中には入れないので、注意が必要ですね。

≫日本寺
http://www.nihonji.jp/

みなとゴジラくんは、入口のマップを確認して、まずは百尺観音を見に行くことにしました。拝観料を払うときにリーフレットももらえるので、あまり道に迷うことはないかと思います。

鋸山は、昔は石切り場だったこともあって、垂直に崖が切り取られています。何十メートルもあるだろう崖の間を進んでいくのは、ちょっとダンジョンっぽくてドキドキします。
しばらく進むと、百尺観音が見えてきました。

岩の中にある、大きな観音様です。
できたのは1966年ということで、結構最近ですね。
交通安全の観音様ということなので、事故なく帰れるようお祈りをしておきました。
それにしてもすごい迫力です。

そして、いよいよ待望の「地獄のぞき」へ向かいます。

百尺観音から地獄のぞきは、距離としてはすぐなのですが、山道と階段を上るため、少ししんどく感じます。特に地獄のある開けた展望台へ行く道のりは、道幅の狭い急な階段が続きます。
階段の途中からは、海を見ることができますよ!

そして……
じゃん!!

うわ~~~!
この先端まで行くことができるのですが、遠くから見てると今にも落っこちてしまいそうで、ひやひやします。

早速地獄をのぞいてみよう…と思ったのですが、鋸山は大人気スポット。
地獄のぞきをするための列が……できていました……。

時刻は午後2時すぎごろだったのですが、列はやや長く、おそらく数十人が並んでいたと思われます。だいたい20分ほど待って、地獄のぞきが近づいてきました。

地獄のぞきは切り立った崖の上にあるのですが、そこまで行くのに階段がありません。数メートルの岩場を、手すりを頼りによじ登っていくことになります。

登るときはまだ手すりがあるのですが、降りるときが大変。
手すりがないので、ヒールで来た女性は一人で降りられなくなっている人もいました。滑り落ちるかも、と思っていたのですが、どうやら落ちた人はこの日はいなかったみたいです。
歩きやすい靴で来ることをおすすめします!

というわけで、みなとゴジラくんの順番に。

見下ろすと……絶景!!

手すりがあるのでまったく恐怖感はなく、足元に広がる崖と山がとてもきれいで、息をのみました。

本当はいつまでも見ていたいくらいだったのですが、待っている人がいることもあって、数枚写真を撮ったら足元に気を付けて交代します。

そして、大仏を見るために「大仏広場」へ行くことにしました。
みなとゴジラくんは、山頂エリアにある展望台の「地獄のぞき」から、最短ルートである羅漢エリアの端を経由した階段で、大仏広場に向かうことに。

これが大誤算!!

山頂から大仏広場までは、勾配の急な階段が延々と続きます。
下りだから大丈夫だろう、と思っていたのですが、階段をずっとおり続けていると、太もものあたりがフルフルしてきます……

階段を下り続けて、やっとのことで、大仏広場に到着しました。
世界平和の大仏様ということで、なんとなく落ち着いた気分がします。安寧というやつか……

大仏広場の前は、自動販売機や寺務所があって、休憩するためのベンチなども置いてありました。

みなはせっかくなのでおみくじを引きました。
結果は……

じゃーん!!!

大吉です!!!

めっちゃいいこと書いてありますよ。
「うれし桜の 花ざかりかな」でございます!!

良い結果のおみくじは持ち帰ってもよいので、みなは大吉が出ると結ばずに持ち帰ることにしています。

幸先いいな、と元気になったみなは、山頂駐車場に戻るため階段を上がるのですが……

これがまた、めっちゃしんどい!!!

ちょっと死ぬかも、と思うくらいにはしんどかったです!!

みなは体力がないほうなのでつらいのかな、と思ったのですが、途中で降りてきた人が「大仏広場へはまだかかりますか…」と聞いてきたので、やっぱりしんどいんだと思います!!

なんとかかんとか山頂駐車場まで戻りましたが、足はがくがく。
入口にあった自動販売機で買ったスポーツドリンクを一気飲みしてしまうほどでした。

後で気がついたのですが、登山自動車道を使うと、「山頂駐車場」の下に「大仏口駐車場」というのがあります。こちらを使うと、大仏広場までほぼ平坦な道のりで向かうことができます。

体力に自信のない方は、地獄のぞきのあと、いちど山頂駐車場に戻り、大仏口駐車場まで車で移動して、大仏様を見に行くことをおすすめします。
いや、ほんっとつらかったので!!!

駐車料金はどちらに何度停めてもかからないので(登山道の料金にコミコミ)、ぜひ活用してみてください。

ちなみに、ロープウェーは「山頂駅」しかないので、この方法が使えません。
大仏様をあきらめるか、頑張って上り下りしてください……。

疲れたみなとゴジラくんは、車で登山道を降りて行きます。

最後のドライブも残りわずか。車と一緒に写真を撮ろうと、車を降りました。
千葉の海と山の絶景とともに、写真をパシャリ。

上りより下りのほうが車を停めやすいので、ぜひ写真を撮ってみてくださいね!

鋸山

※GoogleMapで検索するときは、「Mt.Nokogiri」で調べてください。「鋸山」だと、位置がずれて表示されます。

このあとは、フェリーに乗るために「金谷港」へ向かいます。

東京湾フェリーで神奈川へ!40分の海の旅

東京湾フェリーは、千葉県の金谷港と、神奈川県の久里浜港を40分でつなぐフェリー路線です。浦賀水道を通ることになり、航行距離は約11.5キロ。
東京湾アクアラインを経由して帰るのと、あまり時間的には変わらないかと思います。

≫東京湾フェリー
http://www.tokyowanferry.com/

ただ、ゴジラくんが運転しっぱなしだと疲れてしまうことや、行きと帰りで違うルートを通りたかったので、フェリーに乗ることにしました。

みなとゴジラくんが金谷港に到着したのは、15時40分ごろ。
フェリーは1時間に1便しかないため、次の16時20分の出航まで、やや時間が空きます。
まずは何はともあれ、乗船手続きを済ませてしまうことにしました。

フェリーに車で乗る場合は、車+同乗者の運賃を払うことになります。
車の運賃は、車体の長さによって変わるので、受付時に車検証が必要になります。

ゴジラくんのスバル・レガシーは、5.0メートル未満、のランクでした。
乗っているときはそんなに大きさを感じなかったのですが、意外に大きい!

車の運賃には、運転者1名分の運賃が含まれています。
みなの分は旅客運賃片道で、720円でした。

受付が済むと車を乗車待機列に並べ、案内があるまでしばらく待つことになります。
まだ30分ほど時間があったので、海鮮料理「波留菜亭」で遅めの昼食をとることにしました。

しかし、この「波留菜亭」、営業しているのかしていないのかわからない。
もともと団体客をメインにしているお店らしく、この時間になると、入口は開いてメニューは出ているものの、中に入るとスタッフの人が掃除をしています……。

入り口にいるお姉さんに「まだやってますか?」と聞くと、お姉さんも「えーと…」と即答できないほど。
でも、まだ営業時間中ということだったので、「鯛ラーメン」を食べることにしました。

しばらく(といっても、結構待って、一度「まだですか」と聞いてしまうほど)待って、鯛ラーメンが運ばれてきました!!

お味としては、かなりあっさりのにゅうめんみたいな感じです。
「ラーメンか?」と言われると、なんとなくラーメンではない気はするのですが、別にだからといってまずいわけではありません。
スタッフさんもよく分かっていないみたいだったし、かなり待ったので正直味にはあまり期待をしていなかったのですが、そこそこおいしくいただくことができました。

でもあれはやっぱりラーメンではない気が……。

ご飯を食べ終わると、ちょうど乗船時間。
車に乗り込み、フェリーの中へと向かいます。

フェリーの中は、1Fが駐車場、2、3Fが客室になっています。駐車場に車を停めて、客室へと向かいました。

行き先が神奈川県久里浜ということもあって、船の中では横須賀のグッズが売られていたりします。

フェリーの中は、かなり満席に近い様子でした。
「フェリーなんて、そーんな今時ガラガラでしょー」と思っていたみなとゴジラくんはびっくり。観光バスの利用もあり、意外や意外に観光路線としての需要が高いらしいです。

特に今回みなとゴジラくんが乗った時間は、ちょうど夕陽を見ることができる時間帯。
それもあって、お客さんが多かったのかもしれません。

はたして夕日はどうだったのかというと……
なんと、フェリーが出航してしばらくすると、雪が降ってきました!!


昼間は晴天だったので、これにはびっくり。
半分は晴れていて、半分は雪が降っているという変なお天気です。
せっかくなのでとデッキに出ると、冷たいみぞれのようなものがぴしぴしと風に吹かれてぶつかってきます。

あまり長く外にいると風邪をひいてしまいそうだったので、客室でおとなしくしていることにしました。
みなは船に酔いやすく、やや苦手ではあるのですが、なんとか持ちこたえることができました。

久里浜港に船が近づくと、下船の案内があります。
「港に到着してから車に乗ってね」というような内容だったのですが、みんな結構さっさと車に戻っていました。

フェリーが到着すると、乗ったのとは反対側の出口が開きます。

降りてみると、久里浜は夕日とみぞれの雲が相まって、なんだかすごく変な空でした。
これが世界の終わりか……!
久里浜港を出て近くのスーパーの屋上に車を停めて撮った写真がこちら。

※スーパーで買い物を済ませて出てくると、普通の空に戻っていました。

ここからは、一路東京へ。横浜横須賀道路を通って、東京方面へ向かいます。

帰路は湾岸線で! 首都高の夜景を満喫!

ただひたすら帰るというのでもよかったのですが、夜景が見たいな~というみなの言葉に、ゴジラくんが進路変更!
せっかくなので少し寄り道をして、首都高湾岸線を通って都内に戻ることにしました。

首都高湾岸線で、横浜港を渡ると見えてくるのがコレ!
横浜ベイブリッジ!!

サザンオールスターズの歌にも出てきた「大黒ふ頭」を通ります。
ベイブリッジはブルーにライトアップされていて、みなは助手席で大興奮。横浜の夜景も、少しですが車内から見ることができました。

これだけではありません。
ゴジラくんはさらに遠回りして、お台場方面へと向かいます。

お台場といえば、そう!!
レインボーブリッジ!!!

初めてレインボーブリッジ渡りました!!
べつに普通の橋で、特にレインボーでも何でもなかったのですが、あの!「レインボーブリッジ、封鎖できません!」のレインボーブリッジだー! ということでここでも大喜び。

運転しているゴジラくんは、ずーっと運転で疲れている上に、風景をほとんど楽しめないにもかかわらずみなの希望をかなえてくれました。
ありがとうゴジラくん!!

このほかにも、横浜海沿いの物流倉庫群や、お台場の観覧車など、見所がたくさんありました。
夜の首都高はドライブに最適です!
こんなサイトもあったので、ぜひお出かけおススメですよ!

≫首都高ドライバーズサイト 首都高夜景
http://www.shutoko.jp/fun/yakei/

首都高をぐるぐる回って、ゴジラくんの運転のおかげで、事故もなくおうちに帰ることができました。

都内近郊のドライブというと、混雑しているというイメージもありましたが、それほど大きな渋滞にはまることもなく、とっても楽しむことができました!

次はどこへ行こうかな!
(というので、WDWの計画へと続きます…!)