こんにちは、みなです!
今回は、アメリカ国内でスマホを使うための準備についてです。
アメリカ国内での通信手段というと、基本的にはWi-Fiルーターをレンタルされる方が多いかと思います。
でも、みなとゴジラくんは、SIMカードを手配して、アメリカ国内で通話と4G通信が使えるように手配をしました。
なぜWiFiレンタルではなく、SIMカード(H2O)を選んだのか?
WiFiルータを借りると意外にお値段がかかる
4G対応のWiFiルータをレンタルする場合、通信容量にもよりますがだいたい1日あたり500円~900円がかかります。
みなとゴジラくんは、10日間の旅程なので、最低でも5,000円、良い通信環境を整備しようと思ったら10,000円近くかかる計算になります。
WiFiルータは通信容量の制限が厳しい
WiFiルータは通信容量の制限があるのです。500円を切るプランだと、だいたい通信容量250MBとかですね。
それって、足りるんですかね……?
特にWDWは、My Disney Experienceを使ってファストパスを手配したり、ショースケジュールを見たりなどと、通信を利用する場面は多々あると思われます。
フォトパスに入ってきた写真や映像を見たり、LINEの動画通話とかをつかったら、ふたりで250MB/日なんて結構すぐに行ってしまうのでは?
一応リモートで仕事のメールチェックもしなければならないし……。
もちろん、ホテルやパーク内には無料WiFiが飛んでいると聞いていますし、それらを有効活用すれば大丈夫なのでしょうけど。
そう考えると、ふたりで250MB/日では頼りないですし、ふたりで500MB/日でも心もとない感じがします。
そうすると、1GB/日のプランになりますが、だいたい一番安いプランで10日間借りると8700円くらいです。
それくらいなら、もう少し出して30日間限定の海外SIMを使えばよいのでは?
という結論に至ったわけです。
SIMカードを使うメリットとは
1:別々の場所で使うことができる
WiFiルータレンタルだと、少し距離が離れると通信ができなくなります。
だから、別行動などの時は、みなとゴジラくん、どちらか片方はネットにつながらなくなります。
そもそも携帯電話って、離れた人と連絡を取るために必要なものなのに、それができないって本末転倒な気がします。
SIMカードなら、各端末から回線を直接使えるので、その心配はありません。
2:WiFiルータの電源を気にしなくていい
スマホの電源を気にして、カメラの電源を気にして、さらにWiFiルータの電源を気にするなんて、めんどくさいことこの上ないです。
会社支給のWiFiルータですらいつも電源を切らしているみなですから、きっと電源を切らしてしまう気がします。
SIMカードなら、持ち歩く機器も減りますし、電源の心配が要りません。
3:通話ができる
やっぱり、通話ができるのは大きいです!
LINEやSkypeで電話ができるとはいえ、やはり電話回線を使って連絡ができるのは大事です。
WDWは、かなりデジタル化されているのですが、やっぱり最終的な問い合わせはすべて電話になりますし、万一の時に、電話が使えると使えないでは、安心感が違ってきます。
というわけで、SIMカードを選択しました。
次からは、SIMカードを使って、アメリカでネットにつなぐ流れをご紹介します。
現地SIMカードを使ってアメリカで4G回線を利用する方法
用意するもの
1)現地SIMカード
現地キャリアのSIMカードを用意します。
私が選んだのはH2Oという業者でしたが、T-mobileとか、AT&Tとかも有名ですね。
(AT&Tは、WDWのオフィシャルワイヤレススポンサーになっています)
H2OはAT&Tの回線を借りているので、いわゆる日本でいう「格安SIM」みたいな位置づけになるのかと思います。
H2Oを選んだ理由は、
- SIMカードの入手がしやすい(Amazonとかで200円くらいで買えますので、お手軽です)
- 日本語のWebが存在している
- 値段が安い(30日間、6GBプランで40ドル)
- 日本国内の固定電話あての国際通話、SMSが無料(アメリカ国内通話ももちろん無料)
というところです。
ちなみに、SIMカードは現地ではかなりカジュアルに売られていて、空港などに自動販売機が置いてありました。
でも、さすがにアメリカの空港でどこのかわからないキャリアのSIMを買うのはちょっと挑戦なので、基本的には日本で買って、準備していくのがいいと思います。
私はAmazonで購入しました。
購入したSIMの台紙に、SIMを有効にする「アクトコード」がついていますので、なくさないように注意です。
2)SIMフリーのスマートフォン
私は普段auのiPhoneを使っていますが、海外用に、ゴジラくんのdocomo回線でSonyのXperiaを用意しました。
携帯端末で大事なのは、本体ももちろんですが、中に入っているデータなので、まっさらな端末を用意しています。
もし何かあっても諦めが付きますし、ね。
もっと安く済ませたい人は、ジャンク品の白ロムとかでもいいかもしれません。
注意すべき点としては、大きくふたつ。
- SIMロックがかかっている場合は、予めSIMロック解除をしておくこと
- 対応バンド(周波数帯)を確認しておくこと
申請だけではなくて、別のキャリアのSIMを入れてアクティベートしておく必要があります。キャリアで購入したスマートフォンはたいていSIMロックがかかっているので注意が必要です。
海外と日本では利用しているバンドが違うため、機種によっては4G回線を使えない場合があります。利用するキャリアのバンドと、使いたい端末の対応バンドを確認しておきましょう。
3)クレジットカード
プランを決済するのに必要ですので用意しておきましょう。
KDDI×H2Oのサイトから登録とアクティベート
上記の3つがそろったら、サイトから登録です。
1)マイアカウントの登録
まずは「マイアカウント」を登録します。
メールアドレスと名前、パスワードを入れますが、メールアドレスはアメリカ国内でも確認できるものが望ましい、とマニュアルには書かれています。
2)電話番号の発行手続き
マイアカウントにログインして、SIMカードの台紙に書かれている「Act Fast Code」を入力します。
「エリアコード」は市外局番なので、アメリカの市外局番に使われている番号をどれでも適当に入れれば大丈夫です。
(アメリカの電話番号は、携帯電話と固定電話で振り分けられていません)
また、この時にプランを選択する必要がありますので、自分で必要な容量を確認しておきましょう。
時期によってはボーナスで数ギガ分の通信容量がついてくることもあります。
私の場合は、40ドルプランを選びましたが、ボーナス合わせて6GBの通信容量になりました。これなら十分ですね!
ページ内の「アクティベート」を押すと、電話番号の発行が完了します。
MDNと書かれているのが、電話番号です。
ちなみに、電話番号発行手続きをした後、24時間以内に決済をしないと、電話番号が無効になります。
決済をするとそこから30日間のカウントになるので、出発の数日前を目安に行うのが良いかと思います。
3)料金の支払い
続いて購入画面へと移ります。
上記で発行されたMDN(電話番号)をコピーして、支払いをするカード情報や、自分の住所などを入れておきます。
ここでは、支払い料金帯を選択することはできません。
(選択できるように見えるけど、できません。電話番号発行時に選んだものだけです)
「購入する」を押せば、完了です!
念のため、マイアカウントから、登録した電話番号の詳細を見て「Active」になっていることを確認しておきましょう。
実際の利用方法
日本国内では利用できないので、アメリカ現地に到着したら、SIMカードをH2Oのものに入れ替えて、端末を起動させます。
通話はおそらくすぐに使えるようになると思いますが、データ通信を行うためには設定が必要です。
iOSとAndroidで手続きが異なるのですが、iOSの場合は、自動でプロファイルのダウンロード方法を記載したSMSが届くはずですので、それに従って、APNの設定プロファイルをインストールしてください。
Androidは、特に設定をしなくても自動で繋がる……はずだったのですが、私の端末も、ゴジラくんの端末も自動ではつながらず、手動でAPNの設定を行いました。
上記の自動設定がうまくいかない場合に備えて、設定方法の紙かPDFを保存しておくとよいです。
私はどちらも準備していなかったので、空港の無料WiFiに接続し、マニュアルのPDFをDLして設定しました。
現地でぶっつけ本番になるので、ちゃんとつながるのかなと心配していましたが、何とかなりました。
WiFiルータではなくてSIMカードでの通信を選んだことで、便利なこと、困ったこといろいろありましたので、それはまた後で記事にまとめてみたいと思います。
ひとつだけいえるのは、SIMロック解除、端末のアクティベート、対応バンド、APNの設定などがちんぷんかんぷんだ! という方には、WiFiのレンタルをお勧めします。
ひとつひとつは難しいことはないのですが、いろいろ調べることや設定することがあるので、さくっとWiFiレンタルしてしまったほうが、気持ち的には楽だと思います。
みなは、ゴジラくんがとても携帯に詳しかったので安心でしたが、もしつながらなかったら…ってなると不安ですもんね。