長崎旅行記:10 3日目・雲仙地獄めぐり!霧に包まれる雲仙を散策、食べ歩き紹介も

雲仙地獄

こんにちは、みなです!
長崎旅行記、3日目のその2です
雲仙温泉で温まったみなとゴジラくんは、雲仙観光といえばここ!地獄めぐりへと繰り出します。

前回の記事はこちら
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地獄めぐりといえば、別府の地獄めぐりが有名なのですが、雲仙にも地獄があるんですよ!
みなは過去に別府は行ったことがあるのですが、雲仙は初めてなのでとても楽しみにしていました。

コンパクトな雲仙地獄!吹き出すガスで視界もわもわ…!

別府の地獄めぐりは、全部の地獄をめぐるには車を使って移動しないと大変なくらいの広さなのですが、雲仙地獄はとてもコンパクトで、歩いて回ることができます。
みなとゴジラくんは近くの駐車場に車を停め、雲仙地獄の入り口へと歩いて向かいました。

雲仙地獄の全体MAPはこちら。

雲仙地獄のMAP

「清七地獄」が一番ガスがすごくて、そちらから入るルートで回る方が多いようなのですが、私たちは駐車場から近かった「温泉神社」から回っていくルートで見学することにしました。

地獄めぐりの中は緩やかな傾斜になっていて、上り坂や階段を進んでいく形になります。ただ、それほど急ではないので、あるている限りではそれほど気にならない程度です。

見てください、このガス!
すごくないですか?

雲仙地獄

雲仙地獄の中では、いたるところでこのようなガスが噴き出しています。
硫黄のにおいもむんむんしていて、いかにも温泉地という感じです。スケールは違いますけど、箱根みたいな感じですかね。

周りにあるホテルも、こんな感じでガスに隠されてしまいます。

雲仙地獄

たぶん直接触れてしまうとやけどするんじゃないかな……。
一応ガスが噴き出しているところには入れないように柵があります。ところどころボロボロになった看板があるのが……ちょっと寂しさを感じます。

雲仙地獄のボロボロ看板

そして、温泉といえば、温泉卵ですよね!!
みなとゴジラくんは、しばらく行ったところにある「雲仙地獄攻防」で温泉卵を食べることにしました。

雲仙地獄の温泉卵

温泉卵というと半熟のイメージがありますが、こちらの卵は完熟です。
なんと、3個食べたら死ぬまで長生きするそうですので、ぜひおなかに自信のある方は3個食べてみていただきたいです。

ちなみに、みなとゴジラくんはひとつずついただきました。
ひとつ100円です。

近くには「足蒸し」という地獄の熱を体験できる場所があったのですが、私たちが行ったときには全く温かくありませんでした。
むしろ石が冷たかった……。

自然のものなので、こういう時もあるのかもしれません。
そういうことにしておきましょう。

みなとゴジラくんは地獄をどんどん巡っていきます。

大きな岩のあるところや……

雲仙地獄

雲仙地獄

こんなふうに、もう使われなくなった通路などもありました。
おそらくは、以前は通れたところが、ガスの噴出場所が広がったことによって通れなくなってしまったのかと思います。

雲仙地獄の注意書き

こんな注意書きもありました。
地獄は危険なので、入ってはいけないのです。

地獄の中は、噴き出しているガスや温泉の熱の影響で地面が白く染まっているところが多いです。
綺麗なのですが、なんとなく現世じゃないみたいで、こんなところにも地獄っぽい雰囲気を感じます。

地獄めぐり

地獄めぐりのメインは「大叫喚地獄」。どんどん巡るよ!

地獄の中でももっとも噴気の激しいところが、「大叫喚地獄」です。
みなとゴジラくんはここで大叫喚のポーズをとってみました……。

大叫喚のポーズ

大叫喚のポーズ

ゴジラくんの顔が見せられなくてとっても残念なのですが、「これぞ大叫喚!」という、素晴らしい表情をしています。
悪役が「ぐわぁあああああー」って言ってるのを想像していただければと思います。

さすがはゴジラくんです。

こちらは「邪見地獄」です。
「邪見」とは、嫉妬心のこと。この地獄の解説が面白いので、看板に書かれている文言を書いておきますね。

邪見地獄

邪見というのは、人をねたむ、みにくい心のことです。
この温泉のお湯を飲むと、夫婦や友達の間で生じた、嫉妬心による不和を解消すると、といわれています。
ところが実際には強酸性の温泉で、とても飲めるようなものではありません。きっと邪見を捨てる場所ということなのでしょう。

な、なるほど……?

つまり「飲んだら不和は解消するけど飲んだ人は死ぬ」という、手術は成功したけど患者は死亡した理論でよろしいのでしょうか。
みなはそう理解しておきました。

地獄めぐりの湯の花

地獄のあちらこちらには、こんな感じで白く湯の花がたまっています。
このあたりはとてもきれいですね。

こちらは泥火山。
泥地獄ではないようです。

泥火山

ドロドロした泥の中から、ときおりフツフツと噴気が漏れてきます。
ホットケーキを焼いてるときに空気の穴がぽつっとあいてくるみたいな感じで、うっかりするとずーっと見てしまいます。

ここを過ぎるともうそろそろ地獄の出口付近に近づいてきました。みなとゴジラくんが普通のペースで歩いて見て回って写真を撮って…という感じで、1時間かからないです。
それくらい見どころがぎゅぎゅっとまとまっているので、足腰に不安がある場合も、それほど苦労はされないかなと思います。(さすがに、車いすなどは階段があるので難しいのですが、普通に歩けるなら大丈夫です)

こちらは足湯広場です。

足湯広場

かなり広い空間に、ぽつんと足湯の場所があるのですが……見ていただければわかるように、誰もいません。
この日は土曜日だったのですが……誰も、いません……。

近づいてみるとお湯がありません。そりゃあ誰もいないはずです。

そして、こちらが清七地獄です!

清七地獄

……はい、すみません。
ここは橋の周りにガスがぶわっと噴き出していて、写真を撮れないのです(笑)。
短い橋の上を渡るとわわわーっとガスに包まれて、目の前が真っ白になるので、ぜひ気を付けて進んでください。

ここは結構人気のスポットなのか、私たち以外にも家族連れなどでにぎわっていました。

雲仙地獄にドトールが!?

そんなわけでほぼ地獄をぐるりと回ったみなとゴジラくんは、「雲仙お山の情報館」に立ち寄ることにしました。

なんとここには、ドトールがあるんですよ!

ドトール

専門店の味わいが楽しめます。

ほら!!

ドトールの自販機

はい。ドトールの自販機です。

自販機かあ……まさかドトールがあるのか!?と期待したのでちょっとがっかりです。そんなに大々的に表に書くことないじゃん。
でも、ドトールの自販機って見たことが無かったので、これはこれでいいものを見られたと思います。

この「雲仙お山の情報館」ですが、みなとゴジラくん以外は誰もいなかったので、雲仙の歴史などを眺めつつゆっくり休憩させていただきました。
ちなみに、雲仙地獄を訪れた人が書き込める寄せ書きノートがありました。

雲仙の町が霧に包まれる!

「雲仙お山の情報館」で休憩したのち、ゴジラくんが原生沼を見たいというので、展望台を経由して原生沼へと向かうことにしました。

ちなみに、雲仙道路には、湯気が噴き出しているところがあって、幻想的な景色を見ることができます。

雲仙道路

雲仙道路

みなとゴジラくんはしばしこの風景を楽しんだ後、原生沼を目指して反対側の旧地獄へと足を進めます。

しかし、これが意外に大変でした。
メインの地獄めぐりの場所は、温泉神社があるあたりで、こちらは傾斜が緩やかなのですが、雲仙道路こと国道57号線を挟んで反対側の「旧八幡地獄入口歩道」のある方は、やや傾斜がきつくなっています。

旧八幡地獄は、月面地獄とも呼ばれ、以前はガスが噴き出していたのですが、現在はその噴出が止まってしまい、まるで月面のクレーターのようになっているところです。
こちらから展望台を経由し、かきつばた公園側に降りる道があるのですが、階段続きであることに加え、天気のせいで道がぬかるんでいたので、足を滑らせないかひやひやでした。おかげで全く写真を撮っていません。

ちなみに結構距離がありました……。

そして、かきつばた公園側で原生沼を見ようとしたのですが……

原生沼

なんとこの通り、あたり一面が霧に包まれて、何も見えません。
まさに五里霧中という表現がふさわしく、GoogleMapがなければ道に迷っていたかもしれません。
そして、霧のせいかめちゃくちゃ寒い。

原生沼近くの通り

このあたりは小さなお店や民家がある小道で、メインの通りからは離れているせいか、本当に人が全くいなくて……正直ちょっと怖かったです。

ここも含め、雲仙地獄は、全体的になんというかひなびた感じ、もの寂しい感じが漂っていて、昭和ノスタルジックな町という雰囲気でした。
すでに営業を終えたホテルがそのまま残っていたりとか……こういう雰囲気が好きな方にはたまらないのではないかなと思います。

やっとの思いで国道沿いに戻ってきたみなとゴジラくんは、雲仙地獄周辺のお店で食べ歩きをすることにしました。

雲仙地獄周辺のお店で食べ歩き&お食事!

雲仙周辺はそれほどお店が多くないので、食べられるお店は限られてくるかと思います。
みなとゴジラくんは、まずは軽く食べ歩きです。

こちらはゆせんぺい。
(せんべいではなくて、せん「ぺ」いです)

ゆせんぺい

薄いおせんべいですね。お祭りでこれにジャムを挟んで食べるよね、みたいなお味です。
原生沼から国道57号線に戻る直前のお店で食べました。
「雲仙湯せんぺい 遠江屋本舗」というところだそうです。

そしてこちらはきのこ饅頭。

きのこ饅頭
雲仙きのこ本舗、というお店で食べました。雲仙はきのこが名物なのかな?あんまりそんなイメージがないのですが……。
ここは新しいお店らしく、ちょっと内装もおしゃれできれいで、入りやすかったです。

≫雲仙きのこ本舗

小腹を満たせば何とかなるかな、と思ったのですが、それでは足りなかったので、結局お店に入って食事をすることにしました。

入ったのは、バス営業所のすぐそばにある「喜久」というお店です。
ここでにゅうめんを食べました。

喜久のにゅうめん

お味は普通だったのですが、寒かったので温かいにゅうめんはとても身に沁みましたね…。
こちら、非常にお店の人とお客さんの距離が近い感じのお店で、とり皿も貸してくださいました。

これで勢いづいたみなとゴジラくんは、さらに「普賢茶屋」というカフェに向かいました。デザートが食べたかったんですね。
温泉神社のすぐ近くにあるので、地獄めぐりをする方は目の前を通るのではないでしょうか。

そして来ました!

普賢茶屋のメニュー

左側が「ハイカラさん」というカステラパフェ、右が「ジャガランタ」というジャガイモのアイスです。
お味はというと、どちらもおいしいんですよこれが!!

ハイカラさんの中に入っているドライフルーツがすごくおいしくて、となりのお店で似たものを探して買って帰ったくらいです。
ジャガランタは、確かにジャガイモなのですが、きちんとアイスとして、スイーツとして成立していました。

ハイカラさん700円。ジャガランタは600円。量が少なめだったので、お値段はちょっとお高めかなあ。
あと、やっぱりパフェとアイスはちょっと寒かったです。調子に乗りすぎました。

最後に売店で温泉レモネードとひよ子ポッキーを買って終了です。
温泉レモネードは特に普通のサイダーだった気がします。ポッキーは記憶にありません……。

ひよ子ポッキーと温泉レモネード

しかし、雲仙に来ても食べまくりですね……。
みなとゴジラくんがお出かけすると、ふたりとも食べることが大好きなので、いっぱい食べすぎてしまうのが悩みです。
おかげで体重が……。

それはさておき、この後はいよいよ長崎ともお別れ。次回は長崎空港に向かいます!