手術を受けた翌朝。
何とか横向きで眠ることができたものの、ぐったりのみなです。
まだ右目には眼帯が貼られていています。
手術後初の検診。はたして視界は……!?
朝食後、しばらくして検診のため呼ばれました。
片目がふさがっているうえに下向きなので、なかなか歩きづらいです。
すぐ近くの検査室へひとりで歩いていくのですが、ちょっとふらふらしてしまいました。
時間は朝7時45分ごろ。
こんな朝早くから診察してて、先生は大変です…。
診察室に入ると、まず眼帯が外されました。
この時点では、右目の視界はゼロです。
アルミホイルの上にオイルをこぼしたような感じで、銀色の幕が視界を覆っています。
そして、目の中を光を当てて見られて、「うん、今日退院で」と言われてしまいました。
空気も6割くらいしか入っていないので、横向きで寝てもかまわないし、下を向くのも、膝にスマホを乗せて眺めるくらいの、軽いうつ向きで良いそうです。
そんなんでいいのか……?
OCTとか撮影するんじゃないんですか先生。
でもまあ、疲れているし、病院のベッドでは寝つきが悪いので、退院できることは嬉しいです。
そして、そこで説明されたのが、みなの目のこと。
みなの目は、硝子体と網膜の癒着がとても強いのだそうです。
糖尿病などで網膜にできた新生血管が破れてしまうなど、何か病気がある人は、網膜の癒着が強い人もいるのですが、みなにはそういう病変がありません。
それなのにこんなに癒着している例はほかにないそうです。
もうこれは生まれつきの体質なのでしょう。
そのため、網膜に癒着した硝子体を手術で取りきることができず、その硝子体はまだ網膜を引っ張り続けているそうです。無理にとってしまうと、網膜を傷つけてしまう可能性があるのだとか。
なので、その影響で今後も視界がゆがむなどの変視があるとのことでした。
ちなみに、この黄斑円孔という病気、比較的高齢の方に多い病気です。
(ものがぶつかって起きる黄斑円孔もあり、その場合は若い人でも起きます)
みなは自然発生の黄斑円孔では、手術最年少だったそうです。
最年少記録を20歳以上更新してしまいました。
この年になって最年少ってなんだかうれしいかも? ……いや、そうでもないか。
退院後の生活はどうなる? うつむきと点眼の日々
ということでめでたく(?)退院です。
眼帯は取れましたが、まだ右目は全く見えないので、みな父に退院手続きをしてもらい、車で自宅まで送ってもらいました。
最近は日帰り手術ができる病院も増えているようなのですが、正直これ日帰りはつらいと思います。
退院のときは親が付き添ってくれましたが、夜に帰宅したゴジラくんが様子を見に来てくれました。
ゴジラくんが来ると元気になるみな。
現金です。
自宅に帰ったからといって、何ができるわけでもなく、ベッドでうつ伏せになって寝ています。
横向きでもいいとは言われていますが、万が一のことがあって再手術になるのは嫌だったし、空気が水晶体に触れると白内障が進行してしまうのではないかというのが怖くて、できる限り下を向いて過ごすことにしました。
普通の枕ではうつ伏せができないので、うつ伏せ専用の枕を事前に購入していました。
みなが購入したのは下記の枕です。
うつ伏せ用の枕を使っても、やっぱりつらいものはつらいですけどね。
それでも、普通の枕だとうつ伏せで寝ることが難しいので、何かしらの準備はしておくべきかと思います。
個人的には、息苦しいのが一番つらいかなと思います。
(腰も痛いけど、それは体勢を少しずらすと何とかなります)
枕をベッド面からできるだけ高くして、空気の通り道を作ってあげるのが大事です。
マッサージ屋さんにあるみたいな、穴の開いているベッドがあれば楽なのになあと思いました。
その他、用意しておくといいもの
暇つぶしができるもの
前を見ることができないので、テレビは見られません。
なので、スマホで動画を見たりしていました。
みなはAmazonプライム会員なので、プライムビデオを見ていました。
最近では定額見放題サービスが充実しているので、好きなものに事前に入っておくといいと思います。
ただ、片目で見るので、ちょっと疲れますけど。
おやつ
食べ物には制限がないので、ストレス解消もかねてお菓子をいっぱい食べていたので、ちょっと体重が増えました……。
キッチンタイマー
手術後の注意事項として、毎日4回、朝・昼・夕・寝る前に目薬を点眼する必要があります。
目薬は全部で3種類で、非ステロイドの消炎薬、ステロイド、感染症防止の抗菌目薬です。
面倒なのが、それぞれの目薬を点眼するごとに5分あけなければならないということ。
ここでも、ゴジラくんに借りたキッチンタイマーが役に立ちます。
キッチンタイマー、必須です。
ちなみに、次の診察は、1週間後です。
そんなに間が空いていいのか……!?