みな 
OCTで穴がふさがったことが分かったみなの目。
でも、以前のように見えるようになっているかというと、正直そうではありません。
術後の見え方の回復について
黄斑円孔についての説明をネットで見ると、術後の視力がどうなるかについてはちょっとあいまいな表記です。
「視力の回復が期待できます」って書かれているのですが、どんなふうになるのか、そういえば先生からも説明がありませんでした。
せっかく頑張って手術を受けたのに、今後どうなってしまうのか……。
不安なみなではありますが、いまどのように見えているのか、メモを残しておこうと思います。
術後1週間～3週間の見え方
術後1週間
目の中に空気が入っているため、ものはほとんど見えません。
だんだん空気が抜けてきますが、瞳孔を開く薬の影響と、空気の反射で、全体的に白く霞がかって見えます。
見づらいのは目の中に空気が入っていて、光が乱反射しているせいなのですが、そのことを知らなかったみなは、とても不安になっていました。
モノの輪郭はぼやぼやとしていて、眼鏡をかけていても、元の裸眼のように見えます。
術後2週間
空気は抜けていますが、まだ視力の回復はおぼつかない感じです。
左右の見え方に違いがあるため、両眼で見ると、多少なり違和感を感じます。
徐々に慣れてきますが、両眼で見ると文字がぶれてしまったりします。
手術をした右目だけで見ると、まだ世界はゆらゆらしていて、水彩画のように見えます。
また、暗いところや夜間は、かなり視力が落ち、夜盲症のようになります。
それでも、ほとんど見えなかった1週目と比べると、回復を実感できます。
多少見えてくるのですが、その見え方がかなり悪いので、回復しているにもかかわらず、みなはとても不安になっていました。
術後3週間
1週目から2週目にかけての回復に比べると、回復速度がかなり停滞したように感じます。
ここで回復が止まってしまうのではないかと不安になるので、毎日同じポスターを見たりして視力の具合をなんとなく測っていました。
右目だけで見ると、線がゆがんだり、文字が滲んだりします。
滲みやゆがみは視線に追従するので、いわゆる「見たいところが見えない」みたいな感じになります。
厚めのビニール越しに世界を見ているようです。
ちなみに、術後初期にみなが視力の状況を確認するのに使っていたのが、コミックスです。
ちょっと大きいB6判のコミックスを、片目で見ていました。
漫画はコマの線が縦横に引かれている上に、大きさの違う文字がたくさんあるので、どれくらい見やすいのか・見づらいのかを、毎回同じページを開いては確認していました。
Kindle等の電子書籍だとちょっとわかりづらいのですが、紙のコミックスだと歪みや白飛びの具合がよくわかります。
みなが使っていたコミックスはコチラ。
個人的に好きな作家さんです。
術後約3週間経過したときの視力について
術後20日ほどの今の状態としては、両眼で見る分には、日常生活にはあまり支障ないです。
ただ、左右の視力差が大きいため、疲れやすいです。
左目だけで見ると普通に見える文字が、両目で見ると少しぶれてしまったりします。
みなの場合は、網膜を牽引していた硝子体が、あまりに癒着が強く剥離しきれなかったこともあり、今後も歪みは増えてくる可能性があると言われています。
感覚としては、手術前よりかなりゆがみが強くなっていて、ものが全体的に細長く見えます。
手元で細かな文字（スマホの画面）などを読もうとすると、文字がかすんでしまってよく読めません。
ちなみに、小説などを読もうとすると、スマホの画面よりもやや疲れます。
これは私の推測なのですが、縦方向の変視が強いので縦書きの文章が読みづらいことと、文庫本の明朝体は文字が細いため、見づらさがアップするのかと思います。
そういえば、みなは飛蚊症があった、と書きましたが、子供のころから気になっていた、目の動きを追っかけてくる飛蚊はほとんど消えました。
硝子体を切除したから当然と言えば当然なのかもです。
いまは、目の端っこといった局所に、髪の毛のような線が、眼球の動きに合わせてちらちらと出たり消えたりしています。
これは結構大きいので、気になります。
手術後から現れたので、おそらくは切除した硝子体の残りが、目の中でゆらゆらしているのかと思います。
視力はおそらく矯正して0.5くらいで、そこからの回復は鈍っているように感じます。
あと、朝よりも夕方の方が視力が落ちている感じがします。
目の表面の傷による痛みのほかに、目の上部や奥がずーんと重くなるような痛みが時々あります。
1日9時間のPC作業で、目が疲れてしまっているのかもしれません。
個人的には、ステロイド注射による眼圧の変化が心配です。
なんとな～く目がはれぼったくて、固いような気が……？
ということで、いよいよ術後3週間の検診です。
