黄斑円孔の手術を受けてから3週間後。
なんとなくちょっと痛いなあという目を抱えて、みなは病院へと向かいました。
診察前の検査! 視力の回復やいかに!?
診察前には、必ず検査があります。
今回の検査は、
- 眼圧
- 視力
- 眼底写真
- OCT
でした。
視力検査は、やっぱりちょっと見づらいです。
視能訓練士の方が、一生懸命ランドルト環の位置を動かしてくれました。
※黄斑円孔は真ん中が見づらくなるので、ちょっと真ん中からずれると見えたりするのです。
それでも、前回よりは見えているかな? という感じがしました。
ただ、はっきりと見えるわけではなくて、黒と白のコントラストから「なんとなくこっち」というので答えると、だいたいあっているという感じです。
裸眼は0.05。
矯正視力は0.8まで回復していました。
実際には、視界がもやもやっとしているので、本人の見え方的にはもう1段階くらい低い感覚です。
ただ、眼圧が空気を吹き付ける計測で23と、やや高めに出てしまいました。
んむむ、ちょっと心配です。
先生の診察です! 目の状態はいかに!?
この日は前の人の診察が長引いてしまい、かなり待たされました。
やっとのことで診察室です。
目を見られて、ほぼ問題なく回復しているとのことでした。
心配していた網膜のむくみも、むくんでいる箇所が前回の半分ほどになっていて、このまま見ていきましょうということになりました。
目の奥を覗かれて「うん、きれいですね」と褒められてしまいました。
やったー。
ちなみに、心配していた目の痛みは、結膜を溶ける糸で縫っているためで、もう2ヶ月くらいコロコロ感と充血は残るとのことでした。
糸が溶ければ、自然に治るそうです。
てか、縫ってあるの今まで気づかなかった……。
検査で眼圧が高かったので心配だというと、直接測ってくれました。
風を吹き付ける「空気眼圧計」は、高めに眼圧が出ることが多いそうで、先生が直接測ってくれる「ゴールドマン眼圧計」では、標準値内の18でした。
それでもやや高めかなあと思いましたが、ステロイドの目薬がこの日で終わりということで、もう少し下がる可能性が高いということだそうです。
そして、一番うれしかった言葉。
2~3か月かかりますが、もともとの視力が高かったので、そこまで戻ると思います。
という!!
視力が戻らないのではないかというのが本当に心配だったので、この言葉は本当にうれしく感じました。
もう後は回復を待つだけなので、ということで、次の診察は1か月後になりました。
嬉しくて、診察後にラーメンを食べてしまいました。
(太る……)
先生について
何度か診察を受けて思ったのですが、みなを担当してくれた先生はとても良い人だと思います。
人当たりも優しいし、聞いたことにはきちんと答えてくれます。
眼科部長さんなのに、車いすの患者さんのためにドアを抑えていたり、手術翌日にみなが「目がベタベタして気持ち悪い」というと、清浄綿で拭いてくれたりしました。
良い先生にあたってよかったと思っています。
また、眼底検査ではわからないほどの状態でありながら、みなの自覚症状をもとに、詳細な検査を勧めてくれた地元の先生にも感謝しています。
ただ、どの先生もそうかもしれませんが、病気の状態はわかっても患者の心の中までは見えません。
先生は基本的にあまり余計なことは言わないので、不安に思っていること、知りたいことや聞きたいことは、積極的に聴いていく必要があると思いました。
私にとってはたったひとりの先生ですが、先生にとって私は、たくさんいる患者の中の一人です。
なので、ひとりひとりにあわせて細かく説明をしていくのは、難しいことだろうと思います。
けれど、別にそれはないがしろにしているわけではないと私は思います。
たくさんの患者の中の一人だからこそ、患者の側から質問をしたりして、状況をアピールすることが大事なのではないかと思いました。
みなは、行く前に聴きたいことや不安なことをEvernoteにまとめていき、質問をするようにしています。
それでも、なかなか時間的にすべては質問できないのですが。
聴きたいことを質問できないとがっかりするので、7割確認できたらいいかな、と思うようにしています。