黄斑円孔の手術後、自宅で仕事をしつつ療養していたみな。
ずっとうつむいていたので、首はバキバキ、頭はくらくら。
目の中の空気はかなり小さくなって、コンタクトレンズ大からビー玉大にまでなりました。
この日、術後1週間ということで、病院まで検診に行きました。
しかし、左右の視力差が大きいせいなのか、平らなアスファルトの地面がまるで盛り上がっているように見えます。
そのためまっすぐ歩くことができないので、ふらふらします。
歩いていくのはちょっと危険なので、ゴジラくんがタクシーを呼んでくれて、病院まで連れて行ってくれました。
そのあと、ゴジラくんは予定があるので、みなひとりで診察を受けることになりました。
術後1週間検診! みなの目はどうなっているのか……!?
まずは診察の前に、検査です。
- 眼圧
- 視力検査
- 立体視(両眼視)検査
- 眼底写真
- OCT
と、一通りの検査を行いました。
検査の値を聴くのを忘れてしまったのですが、明らかに見えてない感じです。
目の悪い人はわかると思うのですが、機械で視力を図る、あの気球が見えるもの(オートレフラクトメーターというらしいです)で、気球がぼんやりとしか見えませんでしたからね。
もともと裸眼での視力は0.1あるかないかでしたが、たぶん0.03くらいに落ちています。
矯正視力で0.2~3くらい……?
ぼーんやりとしか見えませんが、ふとした瞬間に「あ、見えた」ということもあります。
立体視検査は、浮き出ている丸を見分ける検査が最後までできなかったです。
9個あるうちの5~6個までしかわかりませんでした(手術前は全部見えていた)。
その後、先生の診察となりました。
先生の診察だよ! 術後の回復はどうかな?
最初に「まだ下向いてるの?」と言われてしまいましたよ…!?
だって、先生、前向いてもいいって言わなかったじゃないですか!!
なんか、もうとっくに前を見ても上を向いて寝てもよかったみたいです。
みなの努力は何だったのか……。
ずっとうつぶせでいたので、おなかに擦り傷ができてしまったというのに……。
ちなみに、目に水を入れなければ普通の生活に戻ってよく、これくらいの空気であれば、もう飛行機に乗っても大丈夫らしいです。
これはその時に撮らせてもらったOCTの写真です。
右側が術前、左が術後。
空いていた穴がふさがっているのがわかりますね。
ということで、穴はふさがったのですが、問題は先日も書いた残った硝子体による癒着と牽引。
左端のまるい写真についた色が、網膜の厚さを表しているのだそうですが、通常緑が平常値で、赤はかなり分厚くむくんでしまっているそうです。
(網膜浮腫、といいます)
もともと硝子体の癒着が強いためむくみが強く出ているのですが、いまは術前よりも悪くなってしまっています。これは、手術の時に硝子体をはがそうと引っ張ったことが原因のむくみだそう(結局癒着は取れなかったけど)。
そして、そのむくみをとるために、ステロイドを注射されることになりました。
痛い!? 痛い! 目の下にステロイド注射!
このステロイドは「ケナコルト」というものでした。
後で調べたところによると、かなり強めの種類のステロイドで、成分が固形物として2~3週間とどまることで、局所に長期的な消炎作用をもたらすものだそうです。
(そんな説明なかったですけどね……)
先生は「私たちは良くなってほしいと思って手術をしてるし、手術をしたからには良くなりたいですよね」と言ってくださって、かなり前向きな方だとは思うのですが、みなは心配性なので、もう少し詳しく説明をしてほしいなと思います。
さて、そんなわけで注射です。
まずは下瞼の上から麻酔を注射して、そのあと目をぐぐぐっと押されます。
そんなに強く押していいのか!? ってくらい押されました。
この麻酔は痛いは痛いですが、チクーって感じの痛みで、我慢できないものではありません。
そして、しばらくしたのちに、ステロイドが注射されました。
場所は同じく下瞼。
しかし、これがかなり痛い!
最初は平気だったのですが、徐々に痛みが増してきて「いたたたたた!」って叫んじゃいましたよ!
正直、手術の時よりも痛かったです。
まあ、痛いって叫んでも先生やめてくれないんですけどね……。
もしかして、手術前の「後球麻酔」と同じ注射方法なのかな?
あの時は緊張であんまりわからなかったですけど。
そのあとは、眼帯を貼られて終了になりました。
目の下が青タンみたいに腫れあがります、って言われたけど、それはなかったです。
右目が眼帯で見えないのと、さらに注射で気分が悪かったので、お会計の後はタクシーで自宅まで帰りました。
(気分が悪いのは、家についてしばらくしたら治りましたが)
そうそう、外斜視っぽくなっていたのは、元に戻っていました。
次の診察は2週間後だそうです。
そんなに間が空いてもいいの……?