ハロウィンパーティーを終え、ホテルの部屋に帰って眠りについたのは午前1時半。
朝から夜までずーっとパークにいたので、本当に体力が限界でした。
前回の記事はこちらです。
そんなわけで、朝起きられるかとても心配だったのですが、なんとか目覚めることができました……!
今日はパークではなく、ミッキーネット経由で申し込んだ、ケネディ宇宙センターの1日観光ツアーに出かけます!
申し込んだ内容についてはこちらをご覧ください。
ちなみに料金はひとり205ドルですが、ケネディ宇宙センターのビジターコンプレックス(公式サイト)から申し込むと、入場料+バスツアーのセットがひとり100ドル以下なので、英語と交通手段が確保できれば直接申し込んだ方が断然お得です。
朝、車でガイドさんにピックアップされる
今回は、送迎と日本語ガイドがついたツアーになるので、ホテルへピックアップに来てもらいます。
ピックアップ時刻は、朝の7時半。
実は、前日にピックアップ時刻の確認のために電話をしてくださいと言われていて、大変緊張していました。
アメリカで電話なんて……。対面ですら危ういのに、本当に大丈夫なのか。
朝から晩までパークにいたので、電話はみなの携帯から。
携帯については、現地SIMを購入して、国内通話無料のプランになっています。詳しくは下記の記事をご覧ください。
電話がつながって「Hello?」と話しかけると……
「あ、日本語で大丈夫ですよ~」と言われました。
な、なーんだ!! 拍子抜けです。でも安心しました……。
というわけで、無事時間も確認できて、ホテルの入り口で車に乗せてもらうことができました。
朝7時半だと、まだ日が上りきっていないので、周りはまだほんのり薄暗いです。
折角なので、写真を撮ってみました。まだ陽が上りきっていないの、わかるでしょうか?
この日は、私たち以外にも3人の人が一緒のツアーで回ります。
車は大きくて余裕……だと思ったのですが、私たちの乗った座席だけやたらと前後のスペースが狭くて、私ですら膝が前の座席にあたってしまいます。
ホテルからケネディ宇宙センターまでは、約100マイル。
所要時間にして1時間半ほどかかります。
これは正直かなりきつかったです……。
しかし、他の席には別の人が座っているわけで、変えてもらうこともできず……足がプルプルになりながら、ケネディスペースセンターまで我慢しました。
途中で残りのメンバーをピックアップしつつ、なんとか8時前に、ケネディ宇宙センターへと到着です!!
広くて大きなケネディ宇宙センター!!
ケネディ宇宙センターに到着したら、ガイドさんがチケットを手配してくれている間にお手洗い&写真撮影タイムです。
駐車場だけでもかなりの広さがあり、ひとつひとつのオブジェがでっかいです。
ゴジラくんはここの観光をとっても楽しみにしていたので、かなり興奮して写真を撮影していました。
朝8時になるとケネディ宇宙センターがオープンです。
オープン時にはアメリカ国家が流れ、国旗が掲揚されます。その際には脱帽して胸に手を当て、国旗を見つめるのがアメリカのマナーだそうです。
まだそれほど人は多くありませんでしたが、他の方たちと一緒に、国旗を見つめました。
というわけで、オープンと同時に中へと入ります。
最初は宇宙センター入ってしばらくした場所にある建物で、映像とスペースシャトルの展示を見学します。
でも、建物にたどり着くまでにもロケット等いろいろな展示物があって、ゴジラくんは写真を一生懸命撮っていました。
それでもツアーなので、自分のペースでゆっくりしているわけにはいきません。名残惜しそうなゴジラくんを連れて、建物へと向かいます。
折角なので、ゴジラくんが撮影した写真の数々をご覧ください。
(ゴジラくんが私に無理やり撮らせたものもありますが)
ちなみに、道中には、人工衛星に関わった各国の国旗が並んでいるモニュメントもあります。
これ、日本が真ん中に来ていますよね。
日本が最も貢献したから……ではなくて、ただ単にアルファベット順なんだそうです。へー。
そんな解説も聞きながら、建物へ向かっていきます。
スペースシャトル「アトランティス」を見学!
シャトルの見学には順番があって、まずは建物の中で映像を見て、その後に、スペースシャトルの見学です。
(映像を見た先がシャトルの展示場になっています。ただ、これはぜひ現場で見て頂きたいので、どういうふうになっているかは秘密です)
目の前に登場した大きなシャトルに、ゴジラくんはもちろん、私も大興奮!
これを見て驚かない人はいないんじゃないでしょうか。
ガイドさんがシャトルの前で写真を撮ってくれます。私たちは広角セルフィーカメラなので自分達でも二人の写真が撮れますが、そういうカメラがない場合は、写真を撮ってもらえるのは嬉しいですね。
スペースシャトルはかなり大きく、なかなか写真に納まりません。
ガイドさんがおススメの角度を教えてくれて、なんとか撮影です。
このスペースシャトル「アトランティス」は、アメリカのスペースシャトル計画最後のシャトルなのだとか。
最後にガイドさんが、一枚の板を見せてくれました。
これが、スペースシャトルの表面に使われているものと同じなんでだそうです。かなり軽そうで、びっくりしてしまいます。
軽量化にもこだわっていたんですね。
えっ、すべり台?
しばらく進んでその先にあったのは、なんとすべり台。
建物の構造が、すべり台をすべって、下の展示フロアへ進む形になっています。
このすべり台の角度は、スペースシャトルの着陸と同じ角度になっているのだとか。けっこう急な角度なので、靴を脱いで一気にすべり降りて! といわれます。
(靴を履いていると、ひっかかって危ないのだそう)
女性の方はスカート履いているとちょっと恥ずかしいかもしれません。まあ、私はこの日はハーフパンツなので全く気にせずすべりました。
上から見ると急カーブですが、やってみると「そんなでもないかな~」って気持ちになります。
私たちのツアー参加者は全員チャレンジしましたが、怖い人は階段を使ってフロアを降りることもできますよ。
いやー、まさかすべり台があるとは思わなかったです。
そしてこの後は、ツアーバスの時間が来るまでしばらく周囲の展示物を眺めて過ごします。
大きなタイヤ(触って回せます)とか、着ていた服とか、スペースシャトル開発の歴史とか、ガイドさんが時間をチェックしていてくれるのでバスの時間ぎりぎりまで見て回ることができます。
そして、バスの時間になったので、乗り場へと向かうことになりました。
発射台が見られる! バスツアーに出発!
ケネディ宇宙センターはとてもとても広く、さらに立ち入りできる場所が限られているため、見学はバスで行われます。
私たちの申し込んだ「アップクロースツアー」も、バスツアーになります。
通常だと自分でツアーのチケットを買ってバスに乗り込みますが、ガイドさんが買っておいてくれました。
ただ、ガイドさんが気を聞かせてくれたのかバスの時間いっぱいまで中の見学をしていたので、残った席はバスの後ろの方。
ガイドさんも私たちに近い席に座ってくれて、バス内の英語ガイドを簡単に説明してくれます。
これは……と思いましたね。
そう。
酔いました。バスに。
場所が後ろなだけだったら何とかなったかもしれないのですが、みなが座った座席の真上にスピーカーがあり、そこからバス自体のガイドさんの話がかなりのボリュームで聞こえてきます。
バスガイドさんの話はもちろん英語。
しかもちょっと声が割れ気味なくらい大きい。
私はもともと鼓膜が揺れる状態に弱くて、船や飛行機のエンジン音なんかも苦手です。
バスに揺られてよくわからない大きな話を聞いて、手元のガイドブックを見て……ということをしていたら、かなり気持ち悪くなってしまいました。
おかげで、バスで回っている間のことはほとんど覚えていません。
バスから降りると具合は少し回復するので、その間は何とか見ることができましたが、バスの間はとにかくぐったりしていました。
途中でゴジラくんにお願いして席を替わってもらったのですが、そのあとはスピーカーの真下ではなくなったので、徐々に回復しました。
バスのタイヤより後ろだと揺れが大きく酔いやすくなるので、バスに酔いやすい方は、ガイドさんにお願いして前の方の席をとらせてもらうとか工夫が必要かもしれません。
そうすると、日本語ガイドさんの説明は聞けないので必然的に英語になりますが……!
他の方のブログを読んだら、日本語オーディオガイドも存在するらしく……そっちが良かったなあとだけは思います。
というわけで、あまり覚えていない私ですが、ここからは主にゴジラくんが撮影した写真をご紹介していきます。
大きな建物とか
ロケットを運ぶための運搬車とか
運搬車の通り道とか(衝撃を吸収するため砂利になっています)
基本はバスで走りながら車窓からの景色を見るだけで方向転換とかはありません。
右側にあったり左側にあったり等々……席によって見やすいものとそうでないものがあります。
個人的に印象に残ったのは、写真を撮れなかったのですが敷地の中の木に鷲の巣があったことでしょうか。NASAとは関係ないですが。
バスを降りての見学スポット!
外に出て見学できる場所は、全部で3カ所あります。
一か所目
バスを降りると、すぐに元気になります。
ここは目の前が広かったけど、見るべき建物はずーっと遠くにありました。たしかロケット打ち上げの時にここに来て見学することができる、という場所だった気がします。
スタンド席みたいな椅子もありました。
ここは一般の人用。打ち上げ見学は、一般の人よりも搭乗者の家族とかの方が近くで見られるんですって。
二カ所目
モニュメント。
アポロ計画・スペースシャトル計画の歴史が刻まれています。
ロケット観測所、らしいです。本当に運がいいと、ロケットがセットされている様子が見られるそうなのですが、私たちが行ったときは特になかったです。
三カ所目
スペースシャトルの組み立て工場。
でっかいですね!!
建物のそばまでは行くことができませんが、すごく大きなペイントがあって、フォトスポットみたいになっています。
ゴジラくんの身長が約180cmなので、どれだけ大きいか伝わりますでしょうか!
建物の壁に描かれているのと同じサイズだそうです。
ここには、他にもいくつか展示物が置かれています。
ここまで巡ったら、バスツアーは終了。
戻る先は、出発したビジターコンプレックスではなく、アポロ・サターンVセンターです。
サターンVセンターは展示物なども多いため、この後は自由行動、サターンVセンターからビジターコンプレックスに戻るバスは定期的に出ているので、各自でそれに乗って帰ることになりました。
展示物にどんなものがあるか簡単に説明してもらった後、ツアーガイドさんともここでいったんお別れ。
集合時間までに各自車へと戻る形になります。
次回も引き続き、ケネディ宇宙センター観光の様子をお伝えします!