WDW旅行記2017:056 恐怖!WDWの白タクシー

注意

この記事に書かれている内容は、白タクに乗った体験談です。
うっかり行動してしまったために怖い思いをしました。
アメリカの中ではかなり安全だといわれるWDWですが、皆さんも気を付けてください。

前回、ファンタズミックの後にスターウォーズの花火までしっかり堪能した私たち。
もう時刻は21時、閉園時刻もとっくに過ぎています。

今日はスケジュールをそれほど詰めていなかったものの、朝からいろいろと動き回って疲れた私たち。一刻も早くホテルに帰って休みたい……と思ったのですが……

前回の記事はこちらです

バス大行列! からのタクシーへ……?

エントランスへ向かう道のりは、ハリウッドスタジオから出る人で埋め尽くされています。歩けなくはないけど、気を抜くとゴジラくんとはぐれてしまいそう。
そう、花火が終わったらみんな帰るから、同じ時間に人が一気に集中するのです。

当然といえば当然ですよね。
そして、人が一斉に移動するということは……バスも大混雑! 長蛇の列です。

特にポップセンチュリーはかなり宿泊者の数が多いホテルなのに加えて、バス停も遠く、バスの本数もそれほど多くない……ということで、一応バス停の近くまで向かったのですが、一瞬で「無理かな」と思うような長蛇の列ができていました。
バス停にも待機ラインがあるのですが、そこからはみ出してしまうほどの列です……。

まあ、予想できたことではあるのですが、予想以上にひどい。

仕方ないので、みなとゴジラくんはタクシーにしようと、タクシー乗り場へと向かうことにしました。

タクシー乗り場も長蛇の列! こんな時にどうする?

タクシー乗り場へと向かったのですが、まずタクシー乗り場がよくわかりません。
なんか人が並んで待っているところはあったのですが、ここがタクシー乗り場なのか? 私たちが全くタクシーのことを知らないのでよくわかりませんでした。

どうしようかと途方に暮れていると、ゴジラくんが「Uberはどう?」と言ってくれたのです。
朝も使ったUber。これなら安くて快適だろう……と思ったのですが、調べてみるとこれまたびっくり。
料金は15ドルほどでやや高めですが許容範囲ではありましたが、到着までの待ち時間が40分~となっています。

さすがに待っていられない。
バスに戻る?
それともタクシーを頑張って拾う?

どうしようかなと駐車場を歩いてタクシーを探していると、一人の男性に声をかけられました。

「NEED A TAXI?」

タクシーいる? と聞いてきたのです。

ゴジラくん

あなたタクシーなの?

謎の男性

そうだよ、タクシーだよ

ゴジラくん

ポップセンチュリーまでいくら?

謎の男性

18ドルだよ

タクシーいる? と声をかけてきて、その場で口頭で値段を提示する……そうですね……白タクです!!

白タクとは、 タクシー会社に所属しないタクシーのこと。
個人が勝手にやっていたりします。
日本では違法ですが、アメリカでは特に違法ではありません。

Uberも白タクの一種ではあるのですが、通常の白タクに比べて評価制度や本人確認がしっかりしており、トラブルに会う確率はむしろ通常のタクシーよりも低いとさえ言われています。

今回の私たちが出会ったのは、Uberをやっていない・自分から営業しないとお客を拾えないような人なので、実は危ない。

けど、私たちはまだ危機感が弱くしかも疲れ切っていたので「これちょっと危ないんじゃないの?」とは思いつつもその人の話を聞いてしまいました。

タクシーだよ、と言われて案内された車は、普通の大きめの乗用車。
特にタクシーなどという表記はありません。

本当にタクシーなのか、引き返すならココかなと思っていたのですが、疲れて判断力の鈍っていた私たちは、彼に進められるがままに車に乗ってしまったのです。
かなり体の大きな男性だったので、断ったらそれはそれで怖いという気持ちはありましたが……。

白タクに乗車! 恐怖の15分

白タクは、私たちを乗せると意気揚々と出発しました。
どこかにしまっていた白い「TAXI」と書かれたボードを運転席の前にすっと置きます。多分これがないとホテルの中へ入れられないのかな?

運転はやや荒く、バスよりもかなり飛ばして道を進んでいきます。

白タク車内から

そして私は気づいてしまいました……

窓ガラスが、割れてる……
(ひぇええええ……!!)

震える手で携帯のカメラで写真を撮っておきました。

うっかり乗ってしまいましたが、もしこのまま変なところへ連れていかれたらどうしよう、危なかったら飛び降りたほうがいいのかな……などと思っていましたが、一応15分経たないうちに、ポップセンチュリーのエントランスまでたどり着くことができました。

そして、お支払いの時にちょっとトラブルが。

金額は18ドルだったので、ゴジラくんが20ドルを出して「おつり頂戴」といったのですが、彼は「おつりはないよ」と。

ゴジラくんがいや、おつり出してと言うと、彼は「お金がないんだよ、どうしてもおつりが欲しけりゃホテルで崩してきて」といいます。

ゴジラくんはイラっとした感じで、ホテルへ向かおうとしましたが……もしゴジラくんがお金を崩しに行ったらその間、みなはココに置き去りですよね……??

そう思うとちょっと怖いので、ゴジラくんに「もういいよ、20ドル払っていこう」と伝え、無事車から降ろしてもらうことができました。

まあ、ちゃんと送り届けてもらったり、値段は高かったけど死ぬほどぼったくりではなかったし(18ドルじゃなくて80ドルだよって言われることも覚悟してた。言われたらめっちゃごねようと思ってた)、一応ビジネスとしてのタクシーだったのかもしれません。

でも、ほんとに怖かった!!
ビュンビュン飛ばすタクシーに乗っていたときは、正直生きた心地がしませんでした。

ゴジラくんにも「あそこで乗るべきじゃなかった、何としても断るべきだった。今回は無事だったけれど、危険なことをした」とすごく謝られました。

わたしたちは無事に帰ってきましたが、同じようにWDW内で白タクに乗ってトラブルに会ったなどの話も小耳にはさみます。
せっかくバスがあるのですから、長時間待ってもバスに乗る、あるいはUberを利用するなど、自衛しましょう!

白タク、ダメ! 絶対!