黄斑円孔になりました11 術後2ヶ月検診(56日後)

黄斑円孔11

前回の検診から約1ヶ月。
手術から56日後に、2か月後検診がありました。

術後2か月経った現在の見え方について

両目でものを見る分には、多少モノが細く見えるものの、ほとんど影響がありません。
左目だと横幅100%のものが、両眼で見ると90~95%くらいまで細くなります。

右目だけで見ると、70%くらいまで細くなって、歪みもはっきりと認識できるため、ちょっと見づらい状態が続いています。

視力については、あまり変わらないような……? という感じでした。

そんな状態で迎える2か月後検診。
はたしてみなの目はどうなっているのか……?

検査結果は、1.0……??

病院に行くのも慣れたもので、まずは視力検査をはじめとする検査を受けます。

眼圧は風圧で測るもので18。
これは通常より高く出ることが多いので、ほぼ正常値に戻ったと考えられます。

視力は、1.0弱、とのことでした。
弱ってなんだ、弱って……という気持ちなのですが、1.0が見えたり見えなかったり、という状況のようです。
完全に見えていない、とするには正答率が高いくらいなんだろうなあ。

0.8の上が1.0なので、みなの「あまり回復していない」という実感はそれほど間違ってはいなかったようです。
たぶん、回復は気づかないくらいのレベルなんでしょう。

そして、今回は新しく角膜の状態の写真を撮られました。
でもこれが何に使われているのかよくわかりません。
手術の傷跡とか見られているのかなあ?

前回は行われなかった検査として、立体視の検査がありました。
これ、術後1週間の時にもやった気がするのですが、その時より見づらくなっている気がします……。

視能訓練士の方の持ってくれる角度なのか、それともみなの目が悪くなっているのかはわかりませんが、ちょっと全体的に見づらかった……。

最後にOCTをとっておしまいです。
今回は散瞳しての検査はありませんでした。

良くなっているのか悪くなっているのか、ちょっと微妙な気持ちで先生の診察を待ちます。

先生の診察結果は、ほぼ問題なし……!

先生の所見としては、ほぼ問題は解消してきているとのことでした。
視力も徐々にではあるが回復してきているそうです。

ただ、先生の言い回しが今日はちょっと気になりました。
「これ以上悪くならないことを願って」と言われたのです。

え?
なにそれ?

つまり、悪くなる可能性が高いということなんでしょうか。
ちょっと不安になってしまいました。

悪くなる可能性がある部分としては、
1)残った硝子体の収縮が起きる可能性がある
2)術後に少し近視が進んだので、白内障の症状が出てくるかもしれない
というところだそうです。

白内障は、水晶体が固くなってくるのが初期症状なので、まずは近視が強くなってくるのだそうです。
その場合はさっさと手術してしまいましょう、と言われましたが、正直……もうしばらく手術は嫌だなあと思います。

近視が進んだので、もし車を運転するなどの場合には、今の眼鏡やコンタクトだとダメなので、作り直してくださいとのことでした。

うーん、何とも言えないですよね……。

とりあえず、コンタクトもしていいし、海やプールも全然大丈夫とのことでした。

次の検診はなんと3か月後。
術後5ヶ月ということになります。

ただ、結構長く間が空くので、1か月後くらいを目安に、みなが最初にお世話になった眼科さんに行ってほしいとのことです。

おまけ:黄斑円孔の新薬の可能性

現在、黄斑円孔は硝子体手術が唯一の治療方法だとされています。
しかし、海外では黄斑円孔の治療薬として、「オクリプラスミン」というものが承認されているそうです。

どういう薬かというと、黄斑を牽引している硝子体を溶かしてしまう薬だそうです。
なので、穴を閉じる効果はないので、劇的な効果を出しているわけではないようです。

ごくごく初期の黄斑円孔(穴が完全に空いてしまう前とか)であれば、効果があるのかな?

日本国内では、現在治験を進めている最中だそうで、個人的には早く承認されてほしいなあと思っています。
みなが調べた範囲だと、順天堂大学医学部付属浦安病院で治験を行っているとの記載がありました。
(これはあくまでも私がネットで調べただけなので、実際に適用になるか、行っているかどうかは、直接お尋ねください)

私の網膜を引っ張っている硝子体はまだ残されたままなので、それが溶けてなくなってしまえば、目の端っこにあるモヤモヤや、歪みも少しは改善されるんじゃないのかな? なんて思っています。

硝子体手術は、機器と技術の進歩によって、かなり安全に行うことができるようになったそうなのですが、やはり体に傷をつけることの代償は大きいと思います。
可能であるならば、薬で治すことができると、その後の体調や不安も違うのではないでしょうか。

もし私が手術と薬のどちらも選ぶことができたなら、きっと薬を選んでいたと思います。

日本の医学の発展を願ってやみません。